高鬼(たかおに)のルール・遊び方を分かりやすく解説!
高鬼(たかおに)のルール・遊び方を分かりやすく解説!
読者の皆さんは、子供の頃高鬼で遊びましたか?
田舎に住んでいた筆者も高鬼は好きでよく遊びました。
そこで、この高鬼の遊び方を丁寧に解説して、後世に残していきたいと思います。
知ってるようで、ルールを読んだことのない高鬼の遊び方、今日は詳しく説明していきます。
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高鬼(たかおに)の基本情報!
高鬼に必要なものは、まずは複数の人が走り回れる広いスペース。
そもそも、これがないことには遊べません。
公園や広場、今ではほとんど見られなくなりましたが、空き地などが良いでしょう。
いくら広い場所だからと言って、畑や田んぼはいけません。
なぜなら、種が植えられているかもしれませんし、農薬や肥料が身体に悪いことがあります。
次に、必要なのが高いところ。
高鬼とは、高いところに乗ることで鬼から逃げる鬼ごっこです。
公園のベンチ、遊具、大きい岩、花壇の縁など、しっかり固定されたものが危険がなくて、適しています。
しかし、ある程度大人が遊ぶなら、雲梯やのぼり棒など、不安定な場所でスリルを楽しんだりもできます。
適正人数は、5~10人程度ですが、高い所の量との兼ね合いが大切です。
人数が、高い所に対して多すぎると、地面で逃げる人が対象になる、ただの鬼ごっこの色合いが濃くなってしまうからです。
高鬼としてしっかり楽しむには、登る場所に対して多すぎる人数はやめましょう。
反対に、2~3人しか集まらなかった場合も、一人が鬼になる回数が増えてしまうので、あまり楽しめないかもしれません。
用意するものはこれと言って特にありません。
広いスペース内に、高いところが複数あればそれで準備完了です。
高いところと言っても、片膝を曲げれば登れる程度のところが良いでしょう。
よじ登るほど高すぎると、危険が伴います。
もしも、広いスペースにちょうど良い高さのものがなければ、自分たちで用意しましょう。
その辺に落ちている丸太や、大きめの石、家から何かを持って行くなら、重くないもので、高すぎないもの、発泡スチロール製のブロックなどが最適です。
衣類はラフなもの、履物はスニーカーが良いでしょう。
高鬼のルール・遊び方!
高鬼とは、高いところに乗っている間は鬼から捕まらないという、ルールを加えた鬼ごっこと言えばわかりやすいと思います。
次に、順を追ってルールを説明していきます。
1、ジャンケンやあみだくじなどで鬼を決めます。
2、あまりに広い場所で行う場合は、逃げても良い範囲を決めます。
3、鬼は10を数え、10数え終わるまでに、逃げ手が高いところへと逃げます。
4、少しでも高いところにいればそこが安全地帯となり、鬼に捕まることはありません。
5、全員が高いところにずっといたら、ゲームが進みませんので、鬼は逃げ手のところで10数えます。
10経ったところで逃げ手が同じ場所にいたら、タイムオーバーとなり、捕まえることができますが、10経つ前に下りて次の場所に逃げていくときに捕まえることができます。
また、高いところにいる逃げ手を鬼が手を伸ばして捕まえて良いとするルールもあります。
「空中あり」か「空中なし」かをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
6、このようにして鬼が逃げ手を捕まえたら、そこで鬼が交代します。
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高鬼で遊ぶ上での注意事項
先述したように、場所選びの時に畑や田んぼなどは、農薬や肥料が付着するが危険があるので避けましょう。
また、川や池など、水場の周りも危険です。
適した場所が私有地なら所有者に許可を得た方が良いでしょう。
また、余りに高過ぎる場所、不安定な場所も危険です。
ブランコの上や柵の上に乗って良いかどうかは、プレーヤーの年齢や運動神経などを考慮して、その中の年長者などが判断しましょう。
地域別のルールは違ったりする?
一生懸命にローカルルールを探したのですが、地域差はほとんどないことが分かりました。
でも、呼び方はさまざまのようです。
北海道は「たかたか鬼」、名古屋は「たかたかぼうや」、関西では「たかたか」と呼ぶ地域があります。
また、「空中あり」「空中なし」、「10秒同じところにいたら下りなくてはいけない」「10秒同じところにいたらその時点で鬼」、「高いところから高いところに移動してOK」や、「高いところから高いところに移動する時には一度地面に下りなくてはいけない」など、ローカルルールというよりは、その時々のプレーヤーの能力や、遊びにどれほど流動性を取り入れなくてはいけないかなどを、子供たちが一生懸命考えてその時々に変更して楽しんでいる様子が分かりました。
最後に
ある幼稚園では、遊べる体育館のステージしか高いところがなく、そのステージに上ることが禁じられていたため、園児たちが「高鬼」ならぬ、「壁鬼」を考え出してオリジナルルールで楽しんだようです。
これを保育者が「子供ってすごい。」と、驚きをもって称賛していました。
最近ではこういった遊びをする時間も子供も減ってきているようですが、ゲームを外に持ち出すのではなく、晴れた日には外遊びを存分に楽しんでほしいなと思います。
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