耳から臭い汁が出た?!その原因と対処法について

耳が無性に痒くなったと思ったら、耳から臭い汁が出てきたということはありませんか?

これは耳漏耳だれと言い、外耳道から出てくる体液です。

頻繁に繰り返す時や、痛みが出てきた時、ちょっと気になる場合は早めに耳鼻科にかかりましょう。

こじらせて抗生剤で治らない場合は耳を切開する手術となるかもしれません。

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耳から臭い汁!これは何?

耳から出てくる臭い汁ですが、多くの場合は中耳炎外耳炎鼓膜炎などの耳の病気により、体液が流れ出ていることが考えられ、その液の中には血液や膿が含まれていることもあります。

 

原因は?

まず、耳から出る臭い汁の原因となる中耳炎ですが、耳の中の鼓膜の辺りを中耳と呼び、その部分が炎症を起こした状態です。

昔はプールやお風呂の水が耳の中に入ると「中耳炎になるよ。」など、親に言われたものですが、これは間違いです。

風邪などの原因で鼻からのばい菌が耳に侵入して中耳炎となるのです。

子供の場合は大人と違い、耳管が太く水平に位置しているので鼻から侵入したばい菌が耳に侵入しやすく、風邪をひくたびに中耳炎にかかるという子供もいるほどです。

症状としては熱や痛みを感じることもあります。

治る時には鼻から膿が次第に抜けていきますが、膿がパンパンに溜まっている時には鼓膜に穴が開いて耳から耳だれとして流れ出てきます。

次に外耳炎です。

外耳とは、耳の穴から鼓膜までの間のことです。

外耳炎を起こす原因は、耳かきが主だったものです。

キズがついた外耳の皮膚からカビや細菌に感染してしまい、炎症を起こします。

痛みは大抵の場合、顎を動かしたり耳を引っ張ることで感じられます。

痛みの他には耳鳴りただれ痒みなどがあります。

もちろん、耳だれも生じますが、多くの外耳炎の場合は自然治癒することがあります。

最後に、鼓膜炎ですが、鼓膜炎は外耳炎や耳垢栓塞(じこうせんそく/耳垢が外耳道をふさぐほどの大きさになった状態)が鼓膜にまで及んだものや、細菌やウイルスから鼓膜に炎症が及んだものをいいます。

鼓膜にキズがなく鼓膜自体が炎症を起こした状態のことで、耳の痒み耳鳴り軽い難聴があります。

耳だれがある時には、出血が伴っていることもあります。

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これが続くと…病気の可能性も?

2耳だれが続くことで考えられる病気は、ほぼ耳だけの病気です。

主なものは「急性中耳炎」「滲出性中耳炎(急性中耳炎が治りつつある時期のこと)」「真珠腫性中耳炎」「外耳炎」「外耳道湿疹」「鼓膜損傷」「鼓膜炎」「乳突起炎」「先天性耳瘻孔」です。

真珠腫性中耳炎とは、鼓膜の一部が奥の方にくぼんでその中に垢がたまる病気です。

進行したら手術となりますが、耳鼻科に行けば容易に発見できる上、くぼんだ所の洗浄をまめにしてもらえれば症状が悪くはならずに通院で対処できます。

乳突起炎とは、乳様突起という耳の後ろの隆起している骨の細菌感染症です。

急性中耳炎をきっかけに発症することが多く、骨の中に膿がたまって膿瘍になるケースもあります。

先天性耳瘻孔とは、生まれつき耳の付け根に毛穴からニキビやイボのようなサイズの小さな孔がある方がいて、その孔の中が炎症を起こし膿んだり浸出液が出てくる場合があります。

先天性耳瘻孔は、男性よりは女性に多く100人に2~3人ほどの割合でいると言われています。

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対処法について

耳の病気、それぞれの対処法を紹介します。

外耳炎はほとんどの場合自然治癒するのですが、繰り返す方や、痛みが生じた場合は耳鼻科の受診をおすすめします。

その上で、今後の耳かきのやり方の指導を仰いでください。

中耳炎の場合は、抗生剤で良くなることがほとんどです。

医師に診てもらって薬を処方してもらいましょう。

近年抗生剤の効かないケースも出ていますので、痛みや違和感を感じた場合はとにかく症状の軽いうちに病院に行きましょう。

先天栓耳瘻孔の場合、一度この穴があるかどうか鏡で確認してください。

これがあった方は今後の耳との付き合い方を見直すことが必要です。

いつ炎症を起こしてもすぐに対処できるようにするためです。

それで穴を見つけても、すぐに病院にかかる必要はありません。

その代わり炎症を起こしたり、耳だれが出てきた時にはすぐに受診しましょう。

 

最後に

耳から突然水が出てきたとしたら、しかもそれが臭かったとしたら、その時の驚きは衝撃的なレベルだと思います。

でも、その時には慌てず騒がず、落ち着いて耳鼻科に行きましょう。

耳かきを上手に行うための指導が必要なこともありますし、手術となる場合もあります。

耳だれは耳の不調をあなたに教えてくれて、今後の耳の管理に気を付けていくよう警鐘を鳴らしているものだと思いますよ。

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