大人も中耳炎になっちゃうのッ?!その症状と原因に迫るッ!!
中耳炎と言ったら、風邪をこじらせて小さな子がかかる病気ですよね。
いい歳した大人がかかるわけない!
とも言い切れないんです。
確かにかかる例は少ないですが、その分厄介なことに!?
大人の中耳炎の症状や原因、治療法について考えてみましょう!
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中耳炎とは?
耳は、外耳、中耳、内耳の三つからできています。
だいたい鼓膜の周辺に当たるのが中耳で、ここに炎症が起きてしまうのが中耳炎です。
炎症というからには細菌やウイルスが侵入しているのですが、中耳炎を起こす細菌は耳から入ってくるのではありません。
鼻をかむと耳がツーンとしますよね。
鼻や口といった上部気道と耳は繋がっています。
風邪や気管支炎、肺炎になったとき、その病原体が中耳に入り込んで起きるのが中耳炎です。
なので、風邪のような症状とセットのことが多いのです。
その他、水泳やダイビング、飛行機の搭乗、鼻のかみ過ぎなども原因となることがあります。
子供に多い中耳炎…大人になっちゃうの?
子どもはよく中耳炎を起こします。
風邪をひくたびに中耳炎になる子もいます。
子どもはまだ抵抗力が弱く、耳の中の耳管も狭いため、炎症をおこしやすいのです。
大人は耳管も長いので、病原体が喉から入り込んでもなかなか中耳に到達しません。
そのため、大人はさほど中耳炎を起こすことがありません。
しかし、かかりにくい分、中耳炎を起こしてしまうと子ども以上に治療は厄介です。
気をつけてくださいね。
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大人の中耳炎の症状は?
大人の中耳炎も基本的に症状は子どもお変わりませんが、激しくなることが多いようです。
耐えられないほどの耳の痛み、多くは片側ですが、しつこく続く聞こえの悪さ、発熱などが主な症状です。
耳だれもひどいことが多いです。
自然に膿が排出されることもありますし、耳鼻科で鼓膜切開をして取り除くこともあります。
医師の指示に従ってください。
原因は?
大人の場合、もともと中耳炎にはかかりにくい体のつくりですが、全身状態が悪く抵抗力が弱っているときに中耳炎になることがあります。
風邪などに引き続いて起きることがほとんどですが、糖尿病があったり高齢だったりするとかかりやすくなります。
肺炎球菌や結核菌など、病原体もさまざまです。
治療法としては、抗生物質の投与による原因菌の除去と、対症療法としての消炎鎮痛剤や痛み止めが基本となります。
時に何週間もしつこい難聴が続き、不安になることもあると思いますが、原因菌が取り除かれ炎症が治れば治りますので、気長に治療してください。
最後に
実は大人もかかることがある中耳炎。
子どもの病気と侮らず、風邪のあと耳の調子がおかしいな、と思ったら、すぐに耳鼻科に行ってくださいね。
早期発見、早期治療がこじらせないポイントですよ。
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