鬱病の薬にはどんな副作用があるの?詳しく解説します!

日本人100人のうち3~7人が うつ病経験があるといいます。
この数字は他人ごとではないと思いませんか。
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今もなおこの心の病気に悩んでいる患者や家族がいます。
今日はうつ病の薬について考えていきます。

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① 鬱病に使われる薬の種類と特徴は?

【抗うつ薬】
SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬):
うつ病というのは、脳内のセロトニンという神経伝達物質が
少なくなるために症状が表れてきます。

このセロトニンとは、心を安定させるホルモンでオキシトシンと同様「幸せホルモン」と呼ばれています。
このSSRIの種類に該当する薬はセロトニンを増やす作用があります。
簡単に説明すると、脳内に分泌されたセロトニンを分解されにくくして、
脳内に長くとどめることによって脳内のセロトニンの濃度を高めるのです。
ルボックス・デプロメール,パキシルなど。

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬):
先のSSRIとの違いは、セロトニンだけではなく
ノルアドレナリンの濃度も高める
ということです。
ノルアドレナリンはセロトニンと同様に神経伝達物質ですが、
交感神経を刺激し「怒りのホルモン」や、「ストレスホルモン」ともいわれていて、
生命の危険などを察知して神経が興奮するために分泌される、生物の生存上必要な
極めて原始的なホルモンです。
適度に脳内に分泌されていれば人のやる気を引き出すといわれています。ミルナシプランなど。

NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗鬱薬):
ノルアドレナリンを放出させます。
それから、セロトニンはいくつかの種類があるのですが、うつ病に関係するセロトニンの種類を選択して、
そのセロトニンの作用を強める役割があります。リフレックス・レメロンなど。

三環系・四環系抗うつ薬:これはアミノトランスポーターを阻害する作用があります。
SSRIとSNRIのようにセロトニンとノルアドレナリンの両方を阻害するのですが、
特にノルアドレナリンの再取込みに作用します。
イミプラミン・アミトリプチリン・トリミプラミン・ノルトリプチリン・クロミプラミン・
ロフェプラミン・アモキサピン・ドスレピン、テトラミドなど

【抗不安薬】緊張や不安を和らげる作用があります。代表的なものでは「ベンゾジアゼピン系抗不安薬」があります。

【睡眠導入剤】夜になって眠れないことが鬱の主症状です。この症状を抑えるために,
睡眠導入剤が使われます。

【気分安定剤】双極性障害の躁鬱状態を安定させるために使用します。リーマスなど。

 

鬱病に使われる薬で報告されている副作用は?

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【抗うつ薬】
SSRI:症状として多くみられるのは胃痛、下痢、吐き気のようです。
他に中途覚醒,便秘、太る、だるい、イライラ、耳鳴り、食欲不振、無気力などがあります。

SNRI:副作用が強く出る薬ではありませんが、SSRI同様の副作用がでることがあります。

NaSSA :口の渇き、便秘、体重増加などの副作用がありますが、
中でも体重増加の副作用が多く出るようです。

三環形四環系抗うつ薬:口の渇き、トイレの頻度や尿量が減る、眼圧が上がるなどの副作用があります。

【抗不安薬】眠気、依存性などの副作用があります。

【睡眠導入剤】反跳性不眠(薬をやめた途端眠れなくなる)健忘、
ふらつきなどの副作用があるようですが、 かつての睡眠薬と比べると格段に軽いものなので、
短期間の使用であればそれほど副作用におびえる必要はないと思います。

【気分安定剤】意識障害、振戦、錯乱、下痢、嘔吐、発汗、発熱などが上げられます。

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副作用が酷過ぎ(涙) どうしらいい??

副作用が強くて辛くても自己判断で中止することはやめてください。
必ず医師に相談して、今の辛い状態を脱する手段を教えてもらいましょう。

薬の中には突然やめると逆効果で、徐々に減らさなければならないものが多くあります。
胃痛が酷ければ胃薬を出してもらえるし、服薬の頻度や量を考慮してもらえます。

 

自分に合った鬱病の薬はどうやったら見つけられる?

まずは自分に合った医師選びだと思います。この先生が言うなら納得して続けてみようと、
任せられる先生なら辛い副作用が出ても一緒に乗り切れると思いますし、
医師が信頼できないとなると、それが心の負担になってしまうので、
まったくいいことはありません。信頼できる医師が決まったら、
どんな些細な症状でも話してください。

小まめにメモや日記を取るなどして、自分の状態を観察しましょう。
そして受診の際医師に記録を見せます。これを繰り返すことで、自分に合う薬が絞れてくると思います。
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最後に

心の病気はとても辛いもの。肉体の病のように見た目で分からないし、
レントゲンで写るものではないし、必ずしも痛みがあるわけではないので、
周りに気づいてもらえず、自分を追い込みがちです。

けれど、決してそんなことはありません。
家族や、友人、医師など、相談してください。
そして、自分の心と体を守りましょう。

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