有給休暇の義務化とは?法案はいつから?義務化されるのは何日?

現行法によると、年次有給休暇とは、
雇い入れの日から6か月以上継続的に勤務し、
その全労働日の8割以上出勤した労働者に対して
最低10日を付与
しなければならない、

その後は継続勤務年数1年ごとに一定日数を加算した日数となりますが、
一般の労働者の場合だと、半年で10日、1年半で11日、2年半で12日、
以降一年刻みに2日ずつ増えていくように決められています。
yukyu0
ところがこの決まりが徹底されていないので、
改正労働基準法においてこれを義務化しようという方向で審議されていました。

スポンサーリンク

実は、国会での審議中となっており見送りに・・・。

「使用者は、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、
5日について毎年時季を指定して与えなければならないとする。」

という労働基準法改正案が平成27年に出されました。

平成28年春の施行を検討していたのですが、
政府は今国会での労働基準法の法改正を断念しました。

有給休暇の取得を義務付けるよう閣議決定されただけで注目度が高く、
盛り上がってしまったけど、結局、今のところ施行する時期は
決まっていなかったのです。

 

有給休暇の義務化とは?条件等…。

厚生労働省は、有給休暇の促進に取り組む意義として、
「新しい技術への対応や独創的な発想などは、
ストレスの解消やリフレッシュがきちんとでき、
生きがいの持てる生活、働きがいのある職場から生まれてくるものだから」

「経営を支える従業員の効率化、創造的な働き方を実現するためには、
今まで以上に休暇の果たすべき役割が重要になる」
と考えています。⁽厚生労働省「有給休暇ハンドブック」より)

要するに「ストレスなく、クリエイティブな仕事を効率よくしなさいよ。
そのためには頭を休ませないとだめだよ。」
と言っています。

現在の日本での有給休暇の取得率はたったの50%です。
みんな休みを返上して働いているんです。
そんな状況の中で、
労働力は世界から集めるとして、
国益を担うような産業を育てたい
そのためには今までにないような斬新なアイディアを出してほしい
(ザッカーバーグやジョブズのようにね)
そうしながら経済をなんとか安定させたい。
という考えを国はもっているのでしょう。
それで義務化に乗り出したわけですね。

さてそんな有給休暇,先にも説明しましたが、
再度取得条件について言います。
簡単に言うと労働者であればだれでも取得できる制度なんです。
6か月以上継続して普通に働いている人なら
どんな雇用形態だとしても取得できます。
これが条件です。

スポンサーリンク

5日だけ?これっていい制度ですか?

yukyu1

有給休暇の取得率が50%という日本の現状の中で、
せめて5日だけは、有給休暇を絶対に取得させよう、
という意気込みが伝わってきて、
私はとっても良い制度だと思っています。
決して5日だけしか取れないということではなく
5日についてだけは義務にしようということ。

きちんと有休消化できている人にとっては
何でもないことなんですけど、一日も有給休暇を使わず、
または使わせてもらえずに一生懸命働いている人
にとっては
涙が出るほど嬉しい改正案なのではないでしょうか。

それに、この5日という少ない日数は
経営者側と折り合いを付けられそうな条件として
限界の日数
なんだと思うんです。

そう思う反面で、有給休暇を取った分を
他の出勤日に穴埋めするようなことにはなってほしくないです。。

 

有給休暇の義務化はいつからになるのだろうか??

有給休暇5日取得が義務となることが閣議決定されているので、
国としての意志は決まったのですが、
実際いつ施行されるかについては今のところ未定です。
当初2016年4月予定だったのですが、見送られた形となっています。

 

最後に

有給休暇取得義務化についていろんなことを考えてみましたが、
大企業から小さな会社まで様々な会社がある中で、
一律に5日取得義務と決めてしまうのは、経営側にとって
どれくらいの負担があるのか、
辛い状況を危惧している社長さんも
いらっしゃると思います。

けれど、政府はそれを上回るメリットを見込んでいるのでしょうし、
労働者側にとっては嬉しいことも多いので、
立場によってとらえ方の違いはありますが
決まったら良い方向へ漕ぎ出せるように願ってやみません。

スポンサーリンク

このページの先頭へ