天気予報が当たらない!外れる理由とその精度を分析!

筆者がまだ子どもだったン十年前、天気予報と言えば当たらないものの代名詞でした。
晴れの予報でも外れるのを見越して、つねに折り畳み傘を持ち歩いていたものです。

そんな天気予報、最近はかなり精度が上がってきました

でも、大雪という予報なので警戒したらどんより曇り空で終わったり…ここでは天気予報がどうして外れることがあるのかを考えてみます。

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天気予報が外れても予報士が謝らないのはなぜ?

天気予報が外れて困るのは、せっかく予報を参考にして対策を取ったつもりが、それ以上の大雨大雪暴風になってしまうこと。

個人レベルであれば仕方ないで済ませるしかありませんが、昨年の鬼怒川の大氾濫のように、多くの人命が奪われる大災害を見ると、何のための天気予報だろう、と思ってしまいます。

でも、このようなケースでも、国や自治体の対応不足は追及されても、天気予報自体の責任を問うというのは聞いたことがありません

どうして予想外の事態になったのか、説明を聞くことはあっても、予報士が謝るのは見たことがありません。

なぜかと言うと、予報はあくまで予報に過ぎず、今後のあるであろう天気の傾向を伝えるものだから。
未来への予言ではないためです。

相手は自然現象なので、どんな出来事が突発的に起きるかは、現時点では人知を尽くしても完全に明らかにすることはできないのです。

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そう、天気予報はあくまで予想される確率的傾向を示すもの

例えば、降水確率80パーセントというのは、全く同じ天候条件が100回あったらそのうち80回は雨が降る、と言っているに過ぎません。

なので、外れたことを予報士が謝罪していては、外した責任を認めたことになるので、どんな賠償責任が生じるかわかりません。
それでは恐ろしくて業として成り立ちませんよね。

天気にしろ地震にしろ、予報そのものではなく、うまく伝達できなかった人間の落ち度のほうが問題となるのは、こちらは努力で対応可能な部分があるからなのです。

 

天気予報の精度が実は最近上がってきている理由とは?

気象庁では毎日17時に明日の天気予報を発表しており、その当たる精度の統計を取り、発表しています。

それを見ると、降水の有無の的中率は、1990年頃82パーセント程度だったものが、2015年には87パーセント程度になり、年々的中率が向上していることがわかります。

http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/kensho/yohohyoka_top.html

これには2つの要因が考えられます。

1つは気象衛星の更新など、予報の基礎となるデータ収集力が格段に上がったこと、もう1つはデータを分析するコンピューターの能力が上がったことです。

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天気予報は、気圧や気温、海水温といった基礎データを入手し、それをもとに過去の事例を考慮しながらいかに分析するかという両輪からなります。

そのどちらもが向上しているのですから、予報精度が向上しているのは当然ですね。

1950年代の的中率が70パーセント台だったことを考えると、飛躍的な進歩を遂げているのは確かです。

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天気予報の未来とは?

上のデータは、それでも10数パーセントは外れる可能性があるという事実を、気象庁も認めているということでもあります。

最近は、企業を顧客にもつ民間の予報会社も増えていますが、基本的に基礎データは気象庁からの提供で、それを独自のノウハウで分析しているので、基本的にプロセスは同じです。

的中率がますます向上していくであろうことは疑いありません。
そのために日夜努力なさっている予報士の方々に敬意を表したいと思います。

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ただ、我々利用者がきちんと認識したいのは、天気予報があくまでも確率的傾向であるということ。

どれだけ精度が向上しても、降水確率50パーセントは「降るか降らないかわからない」ということなのです。

 

最後に

最近はゲリラ豪雨なども多発して、瞬時に天候が変わることもよくあります。

天気予報で迅速に対応できない大雨情報も、アプリで提供される地域的な雨雲の動きや降水情報によって入手することが可能な時代になりました。

天気予報はあくまで傾向と捉えつつ、その時々の情報にアンテナを張り、身を守っていくことが大切です。

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